イントロダクション
撮影時に、Beamoアプリに接続している360°カメラの設定を変更することができます。この設定機能は、制約のある空間、光量が制限された暗い空間、揺れのある不安定な空間などで、AV/SS/ISO/EV/HDRの制御が必要な撮影を行う場合に有効な機能です。
本機能対象ユーザー
スーパー アドミン |
サイト マネージャー |
チーム アドミン |
サーベイヤー |
コラボレーター |
ビューアー |
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Beamo アプリ使用 |
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本機能の代表的な使用例
接続した360°カメラの各設定を変更することができる機能です。 SS(シャッタースピード)を変更することで、周囲を明るくしたり暗くしたりすることができます。また、ISOを変更することで、より明るく、より暗く撮影することができます。しかし、SSを高くすると安定性が必要ですし、ISOを高くするとセンサーが敏感になり、写真にノイズが発生します。
1-1) 暗い環境での撮影
a) 暗さが深刻でない:手動モード>HDRをONにして撮影します。
b) 暗さが深刻:手動モード>SS(シャッタースピード)を上げ、それでも明るさが足りない場合は、ISOを上げて撮影することをお勧めします。
1-2) 明るい環境での撮影
a)明るさが深刻でない:手動モード>HDRをONにして撮影します。
b) 明るさが深刻:手動モード>ISOを最低限に下げ、それでも明るさが高い場合は、SS(シャッタースピード)を下げてください。
2) 不安定な環境での撮影 (360°カメラに振動・ブレが生じるような環境)
まずSS(シャッタースピード)下げ、それでも明るさが足りない場合は、ISOを上げることをお勧めします。
360°カメラの設定を変更する
1. キャプチャ画面の右下にある「設定」をタップします。
2. 360°カメラ情報下位、「撮影モード」をタップします。 A) 360°カメラ プレビューおよびB)360°カメラキャプチャーモード設定UIが表示されます。
3. モードを「自動」「手動」「シャッター優先」から選択します。
4. それぞれの要素の値を選択します。
360°カメラ情報画面
A) 360°カメラ プレビュー
接続された360°カメラからの映像ストリームが、現在の設定に基づいて表示されます。
B)360°カメラキャプチャーモード設定
SS/ISO/EV/HDRの各要素を調節する、「AUTO(自動)」「MANUAL(手動)」「SHUTTER PRIORITY(シャッター優先」モードを選択します。
a) 自動モード(デフォルト) : 現在の環境条件に合わせて、EV値とHDRオプションを選択し、すべての要素を自動的に設定します。
b) 手動モード:各要素、SS/ISOを任意に設定します。
c) シャッター優先(Shutter Priority):EVとSSを選択すると、自動的にISO要素が設定されます。高速撮影に適しています。
C) 各要素説明
a) SS(シャッタースピード):シャッターまでの時間を決定する要素です。
SS値が低い=高速キャプチャ=ブレなし
SS値が高い=低速キャプチャ=ブレあり
ポイント:振動がある場所では、SSを低く設定します。
また、周囲が暗い場合は、SS を高く設定します。
b) ISO:センサーの感度に関する要素です。
ISO値を高くすると写真が明るくなる反面、ノイズが多くなります。
360°カメラ支持が安定している場合(振動・ブレが生じない)は、ISOを高く設定する前に、SS(シャッタースピード)を高く設定し、より明るい写真を撮影することをお勧めします。
c) EV(露出値):SS/ISO の組み合わせで360°カメラの露出を決定します。
EV値が高いほど明るい写真が出力されます。
自動モードで撮影する場合は、EVを高めに設定すると明るく撮影できます。
d) HDR(ハイダイナミックレンジ):色や明るさを可視化し、より良い写真に仕上げるための要素です。
HDRをONにすると、キャプチャが最低3回の連続マルチキャプチャに変わります。そのため、周囲の環境に応じてSS(シャッタースピード)が自動的に調整され、安定したキャプチャが可能になります。
自動モードのみ使用可能です。
Note:今後のリリースでは、以下のように360°カメラ設定を充実させる予定です。
実装予定のモード
a) ISO優先:選択されたEVとISOで、自動的にAV/SSファクターを設定します。高画質な写真撮影に適しています。
b) AV優先:EVとAVを選択すると、自動的にSS/ISOファクターが設定されます。屋外での撮影に適しています。
実装予定要素
a) AV, Aperture Value : 絞りの大きさに関する値で、絞りが大きいほど、より多くの光量が得られ、ワイドフォーカスになります。